無憂扇きゅう(むゆうせんきゅう)

有限会社くす無憂扇(くすむゆうせん)

くす無憂扇(くすむゆうせん)では、もぐさを利用した温きゅう『無憂扇きゅう』医療器の製造・販売と会員制の保養所の経営を行っております。



会員様の体験発表

トップ > 会員様の体験発表 > 下半身マヒ

発表者/武藤 つや子 先生

無憂扇豊海会長
福岡県田川市でご生誕され大分市に在住、その後、東京に転居され現在に至る。
無憂扇きゅう普及のために東日本地区を東奔西走されております。

下半身マヒ

皆さんおはようございます。
高次さんとは気仙沼(のボランティア)でご一緒させて頂いて、今日は声を聞かせて頂いてすごくお元気になったなぁと思って見ていました。

うちの娘も何度も精神病院に入退院しておりました。今日、上級検定試験の中に参加しております。今は、東京で私の補佐をしてびわきゅうをやっております。本当にこのびわきゅうをやらせて頂いてとても嬉しいなぁとつくづく思っております。

びわきゅうをやらせて頂いて、昔はたくさん稼いでおりましたが、今は全く稼いでおりませんが、心のお宝というのをたくさんたくさん頂いて、色んな事があって、最後にこの仕事につかせて頂いたのだと、心は豊かで楽しいです。この仕事をして一生を終えられるというのは本当に嬉しい気持ちです。

びわきゅうで自分の身体もケアしながらやらせてもらえると思っています。

嬉しい、嬉しいという気持ちが出会えるお客様に、末期がんのお客様も三人程抱えていますが、いつも不謹慎かもしれませんがこんな良いことあったんだ(今日は痛みが少なくて良かった)とか、元気になられるようにびわきゅうをあてながら接しているのです。

人間はいつか必ず死ぬのですから、その日までどう活き活きと、生きられるかというのが、本当に一番幸せな事ではないかと、私自身が何回も終末宣告をされて思うのです。

私達がびわきゅうという器具に心を乗せて、お客様のところに行ってあてさせて頂いて、関係が出来てきて、その方達が元気になって来て下さるというのが、びわきゅう師としての感謝、感謝です。

色んな事があります。つらい事、残念な事もありますが、今日はとっても嬉しい事をお話します。

私はびわきゅうを始める前にインドで脊髄を折りまして、その日から一日も入院していないのです。一日も寝た日も無いのです。たしかに鈍痛はあります。十二番目の胸椎が砕けていてMRIを撮ると中が空洞になっていて、筋肉が骨の代わりをしているのです。積み木のパーツが一つ抜けている訳ですから、身長も二センチぐらい縮んでいますし、常時鈍痛があります。それを毎日自分でケアしています。その時、脊髄も砕けていて、それを押し込んで糸のような神経が何本かかろうじて繋がっている状態だと思うのですが、日本に帰って来た時に、大塚代長が正に折れた脊髄の上をびわきゅうしたのです。

今なら解りますが当時は何をされているのか良く解らず、的確な熱でただただ、たっぷりのエキスを身体に染み込ませていったと思うのですが、折れている脊髄をあてられていると、焼け火箸をギリギリと突っ込まれているような痛みで、生汗がびっしょりでこんなので本当に良くなるなかと思いました。今思えば、骨折してすぐ、しっかりとびわきゅうをしてもらったおかげで、今があるのだと思います。

お医者様からは車椅子で下半身麻痺でオムツをして・・・と、いう話だったのですが、あの日から毎日立って動けているのです。たしか、三年間位は十メートル歩くと息があがるようなことがありました。

今は少々歩いても大丈夫になり、一日びわきゅうを八時間位あてさせてもらえるようになりました。ずっと前かがみでしんどいのですが、こうやって歩かせてもらえるのは感謝なのです。

昨年、お客様の紹介で、五十六才の男の方で私と全く同じ胸椎の十二番を二十八年前、事故で骨折してお医者さんの言うとおり、車椅子で、下半身麻痺、おむつの状態の方をあてさせてもらう機会がありました。
その方はホテルの事務の仕事をされていて、頑張り屋さんです。

駅まで車で、車から車椅子を自分で降ろし、電車に乗って、すさまじいラッシュの中を通勤しています。そのためにバーベルなどで上半身を鍛えています。ところが下半身麻痺なので四十代位から繰り返し、繰り返しギューっと痛みが全身に走ります。ここ数年前から耐え難くなるという事でびわきゅうをあてさせてもらったのです。

会長がよく身体を診るとおっしゃりますが診させてもらったところ、上半身は鍛えていらっしゃるのですが、下半身は陶器のように血管も見えない程、冷たい、私達の身体は動くことで血液の流れが整います。下半身を動かすことによって心臓に血液が戻るのです。

上半身は背筋もとても立派でただ上半身をあてていても下半身は全く温かくならない。腰から下をあてさせてもらうと大きな傷があって褥瘡(じょくそう・床ずれ)なのですね。
仙骨の所に若い頃に大きな褥瘡が出来てそこが腐って四十度の熱が下がらなかったそうです。

皮膚移植をして治したそうですが、なかなか治らないのです。ちょっとした擦り傷や同じ姿勢を続けていると、褥瘡になるのです。その方の一番の心配はその褥瘡でした。下半身の血液やリンパの流れが極端に悪いと、いう事は、皮膚の再生能力も悪いと言う事です。

見ていると、心臓から血液が送り出されると、上半身は大河の流れなのに、下半身の血管は極端に細くなっているので急流に流れ込むようで、それに合わせて痛みが出てくるように思いました。
やらせてもらうなら、やけどが一番怖いですが、陶器のような下半身の血流を良くするのがポイントかと思いました。

昨年、寝返りで膝を骨折。お年寄りが骨折するのも血流が悪くなり、骨の栄養が足りなくなって骨粗鬆が原因ですよね。
数年前に同居していたお母様もお亡くなりになり、お家もとてもきちんと片付けている方で精一杯生活をしていらっしゃる。
本当に私を見ているようで、私もそうなっていたのだろうと思いました。

十一月にお伺いした時、最初はおへそのまわりが石の様にカチカチでした。何をするにもこの方はお腹に力をいれていて、硬くなっているのだろうと硬い所をあてるようにしました。
最初は一回あてたからと言って、結果はもちろん出ません。感動も無く、血液の流れを整えるのと、疲れた上半身をあてていきました。

三ヶ月過ぎた頃に自分でお腹をあてて下さいと言ってみました。週一回ほどお伺いしていましたが、なかなか全部は出来ないので、お腹をご自分でしていただければ、他の所が効率良くできますからと。忙しいのでと、躊躇されていましたがやり始めると徹底的なのです。

三週間目で食欲が出てきた、食事がおいしいと。仕事から帰ってきて、ベットの中に倒れこんでいたのが、少し余力が出てきた。六月頃から腰の際から少しずつびわきゅうをあてている感覚が出てきた。正にグローミュー効果です。
ななみちゃんの前頭葉が回復してきたのもグローミューです。

毛細血管を蘇らせるというのはびわきゅうにしか出来ない事だと思います。だんだん血管も少しずつ浮きあがってきて、これで足の方にも血液が流れて栄養素を運ぶ事が出来るようになる。痛みもどんどん変わってきますよ。頑張りましょうと言ってその時にびわ種粉を勧めたのです。
結果が見えて来るとご本人ががぜん頑張り出すのです。

六年前に脳梗塞をやっている人を二人していたんですが、同じ状態の人が二人きたのです。一人はびわ種粉を飲んでいて、一人はびわ種粉を飲んでいない人をあてたところ、種を飲み始めて一ヶ月で飲んでいる人は血液が力をつけてくるので赤くなり方が違います。

うちの会員さんで、びわ種粉を一番売る方がいるのですが、その方は絶対にびわきゅうと種粉はセットなのです。だから結果の出方が違うのです。それで人が人にそれを伝えて下さってお客様が集まってくるのです。

彼女は血圧が二百を越していてB型肝炎があって、それをびわきゅうと種粉で克服したのです。びわ種粉を飲んで血液を変える。そしてびわきゅうをあてる。
だからびわきゅうと種粉をセットにする事が相乗効果で結果をだすとの信念を持ってやってらっしゃいます。

私も恐る恐る種を勧めて、本当は重症者には月一キロぐらい飲んで欲しいのですが、とりあえず三ヶ月で二キロぐらいから始めていただいて三ヶ月ぐらいすると何らかの結果が出てくるのです。

ご本人もわかってこられるのですね。私が行く前に自分でお腹を真っ赤になるまであてていて脊髄の両側と仙骨まであてていました。

七月十六日でしたか、始めようとすると見て下さいと左足を少し動かしだしたのです。やったね、すごいね!と言ったのですが、私はお腹をあてる時に必ず股関節をあてるように言います。鼠蹊部(そけいぶ)には大事な血管やリンパ節があるので、そこをあてることによってお腹から下半身の流れが良くなるからです。

えーっと、私も興奮して、痛みの質も変わってきて、びわきゅうで痛みが止められるようになってきたのです。どこをあてれば痛みが止まるのかと必死で探しましたら、膝の後のリンパの流れるところ(委中穴)をまず熱いおきゅうであてて、仙骨と褥瘡になったところをあてていくと、痛みと痙攣が治まってきたのです。

治って行く時にこんな経験はありませんか。

二年間、肝硬変のおばあちゃんをあてている時、最初に蕁麻疹とかが出ますが、良くなりかかると訳のわからない高熱が出るのです。病院に入院すると、肝臓の数値はとっても良くなっていて、ウィルスか何だかよく解らないと言われて一週間ぐらいで退院されましたが、帰って来てからとても数値もよいのです。

私も何だか良くわかりませんが、良くなる時にひどい症状が出る事を経験しています。

お腹をあてだしてから痛みの質が変わってきたと彼は言うわけです。

毛細血管が開いてきて身体の流れが変わって来る時にどんどん痛みの質が変わって来て、痛みの場所が変わって来るわけです。

その時、志室穴の下辺りをあてるととても気持いいというので、私も足が動いたので興奮していて、痛みを止めるぞとの思いで必死であてていると、そこにやけどさせたのです。

褥瘡が治らない彼に、やけどをさせたら大事だと私も真っ青になって、冷蔵庫から氷を出して冷したのですが、びわきゅうの熱さは感じるけど、氷の冷たさはいくら置いてもわからない。びっくりですが、もぐさの熱がいかに貫通していくのかを感じました。

ごめんなさいと謝って、彼も鏡でやけどを見ると結構大きいので、これが褥瘡になっていくとたいへんだと思ったのですが、真剣に痛みを止めようとしてくれたのだから大丈夫ですと慰めてくれました。

そうこうしている間に、私の卵巣がんを助けてくれた先生が危篤との連絡があり、翌々日ご葬儀に出て、それから勉強会に入って、その間お風呂で転んで三箇所骨折して、六日後に病院に行ってみると、即入院で手術をしないといけないとの事で、お伺い出来ないまま日にちが過ぎて行きました。

ごめんなさい、ごめんなさい、やけどさせっぱなしで・・・なんせ汁が出たらびわの種粉を塗れ、薄皮をやぶらないようにと言ったところ、その後、お腹をおきゅうしていいでしょうかと聞いてきたので、それはした方がいいですよと言ったところ二週間後にはすっかり良くなったとメールが来たのです。

彼にすればこんなに短期間で良くなるとは?!と、びっくりされて、今後の褥瘡にも自信を持って、奇跡は起きるものではなく起こすものですね。

明るく顔色も全く変わって良くなって、ご本人が生きる事に前向きになって、何かお役に立てることはないですか?とも仰って、心もお元気になられて・・・。

びわきゅうって本当に素晴らしいですね。
 

※録音テープから書き起こしました。
豊海会の上級検定試験受験メンバーの引率でお越しになっていた武藤先生にこの話を聞いておりましたので、体験発表の時間がかなり空いてしまったので急遽、武藤先生にこの貴重なご体験を皆に聞かせてやってくださいと、お願いしましたところ、快くお話をしていただけました。

武藤先生には心から御礼申し上げます。

会員様の体験発表一覧へ戻る